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7月7日(月)、東京税理士会青梅支部の税理士、青山先生と市橋先生をお招きし、租税教室を実施しました。
租税教室のキーワードは「公平」。まず最初に「公平」とは個人の違いを考え、見えるようにする。思いやりのようなものだと説明がありました。
次に税金はなぜ必要なのか、税金がなかったらどのようなことが起きるのか、お話がありました。
「税金」はみんなが負担して、みんなのために使う、みんなの幸せのために。
ここでクイズ。中学生1人あたりの年間教育費はいくらかという問題が出されました。
結果は…教科書代、学校の建設費、机、椅子の購入費、先生の給料などを含めると全国平均の金額が約110万円。
全国の公立学校むけに1.1兆円の国の予算が組まれているという説明がありました。
未来を担う子どもたち、自分たち中学生にこれだけの税金がかかっていることに、参加した生徒もいろいろと思うところがあったようです。
しかし、日本国の財政状況を見ると、収入より支出が多く、借金をしていることが分かりました。それも、先進国と呼ばれる国々の中で一番借金をしている。果たしてこのままでよいのだろうか。考えさせられました。
次に、税金の種類や公平な集め方について4つのパターンの紹介がありました。みんなから同じ金額を集める、特定の人が負担する、みんなから同じ率で集める、負担する能力に応じて集める。ここでも大切なのは「公平」というキーワード。先述した4つのパターンを組み合わせることで、日本の税金は集められています。
そして最後に、どのように税金を使えばよいのか。ここでもキーワードは「公平」でした。
誰もが豊かな生活をするためには、一人ひとりが興味・関心をもって、税金の使い方をチェックしたり、どのように使えばよいか意見を出し合うことが大切。みんなの将来だからこそ、よく話し合うことが大事だとお話がありました。
質疑応答では、集められた税金が何に一番使われているのか、約50種類ある税金のうちいらない税金はないのか、お酒は消費税と酒税と二重にかけられているのはなぜかなどの質問がありました。
集められた税金が一番使用されているのは社会保障。いらない税金については、税理士としてお仕事をされている中で感じていることを率直にお話していただきました。酒税については歴史的な背景も踏まえ、嗜好品とは何かという説明のもと、お酒を買うと消費税と酒税の2つの税が課せられているこを解説していただきました。
「公平」というキーワードのもと、税金とは何かを学ぶことができました。
福生一中の学校薬剤師の遠藤先生をお招きして、7組でも薬物乱用防止教室を実施しました。
最初に、言葉の意味を確認し、「乱用」とはルールを守らずに薬を摂取することや、「薬物」とは体に投与されることで何らかの効果がみられ、一般にその構造が分かっている化学物質であり、いわゆる「薬」も薬物であることなど学びました。しかし、警察では「違法性の化学物質」を指すことが多いなど、まずは「薬物」について正しい知識を習得しました。
その後、実際にどれだけの人が違法と言われる「薬物」(覚せい剤や大麻など)を使用しているか、最新のデータで紹介がありました。そのデータによると、2024年の調査に参加した10代のアンケートによると、0.19%の人が違法と言われる薬物を使用したことがあるというものでした。
0.19%…
果たしてこれは多いのか?少ないのか?具体的に500人に1人の割合であり、おおよそ福生一中の生徒や職員など、一中に関わる全ての人がだいたい500人なので、そのうちの1人が使っているという数字であると、イメージしやすいように説明してくれました。一見すると少ないように見えるこの0.19%も、遠藤先生によると多い数字だそうです。
また、諸外国と比較すると日本は違法な薬物の摂取は少なく、その理由として島国であることなどのお話がありました。薬物を国内に入れないため、空港や港湾の税関職員が活躍しているお話もありました。
そして、「薬物は使うも地獄、やめるも地獄」と、一度薬物に手を染めると大変なお話もありました。なんと、薬物を入手するため近年話題となっている特殊詐欺グループの「受け子」の闇バイトに応募する人も出てきているというお話がありました。使用した人だけでなく、家族や人間関係、社会生活上、社会全体に様々な問題が波及してしまう、それが「薬物」。
しかし、近年の10代の若い世代の「薬物乱用」は、上記のような違法な薬物ではなく、市販薬を乱用しているというお話もありました。なんと、2024年の10代の市販薬の乱用は全体の71.5%。あらゆる年代の調査と比較すると、約3倍。
ではなぜ、多くの人が薬物乱用をしてしまうのか。そこには、今の辛い状態から助けてくれるのが「薬物」という人がいることも学びました。私たち自身が薬物乱用に手を染めないことも大切ですが、「薬物(薬)」によって心を支えられている人もいる。では、私たちにできることは何か。それは悩みを抱えている人に声をかけ、相談にのってあげることというアドバイスがありました。ただ、私たちにはまだその悩みを解決できる力はないので、支援団体や精神保健福祉センターなどをおすすめするなど紹介がありました。
違法な薬物や市販薬なら防げると思いきや、実はエナジードリンクやコーヒー、紅茶に緑茶。身近なところにもカフェインなど過剰に摂取すると良くないものもあります。「薬物乱用」を自ら考えて防ぐため、正しい知識を身に付けられた50分間でした。
6月25日(水)の5時間目の総合では、福祉学習として「福生市点字サークルほたる」の方々をお招きして、点字の学習をしました。
最初に点字のルールについて説明がありました。
点字は読むことは左から、書くときは右からというルールのもと、書き方の点字一覧表を見ながらまずは自分の名前を紙にかいてみました。
そしていよいよ、点字を書きます。
小さな枠の中に字を書いていくのは、なかなか難しかったです。
慣れてくると、針を刺していく感覚は心地よさも感じました。
練習したあとは、画用紙に自分の好きな文字や名前などを書き、しおりを作りました。
最後に、ボランティアの方からはこんなお話がありました。
視覚に障がいがある方に出会ったら、あなたはどうしますか。
実は、視覚障がいの方は突然声をかけられたり、手を引かれたりするとびっくりしてしまうそうです。
もし街なかで出会った時は、まずは見守ってくださいとのことでした。
不自由な生活の中でも、点字を読む勉強をしたり、生活に必要な力を身に付けたりと、視覚障がいの方たちもできることはたくさんあるようです。
でも、危険な状況に出くわしてしまうこともあります。そんな時には危険を知らせるように声をかけると良いそうです。
障がいも様々な種類があります。視覚障がいの方、車いすの方、それぞれ不便さは違います。
お互いに受け入れあいながら生きていくということも、福祉には大切なことだと学びました。
しおりも大切に使っていきたいです。
6月11、12日のプロジェクト学習は、毎月1回、ALTのマダックス先生によるコミュニケーション&スキルの授業でした。
今回のテーマは「Gesture,Bady language」
ジェスチャーやボディランゲージを紹介し、日本のものとの違いを学んだり、ゲームを通していろいろなジェスチャーを使ってみることに挑戦しました。
そもそも「Gesture」はコミュニケーションの1つであり、自分の思いや考えを伝えるための手段の1つです。
学年別の授業、マダックス先生から3年生にはこんなお話も…
・GestureやBady languageを使用したコミュニケーションは「ノンバーバルコミュニケーション」と言う
・「ノンバーバルコミュニケーション」は言葉を使わないコミュニケーションで、コミュニケーションにおいて重要な役割をもっている
3年生は昨年の授業でも様々なGestureやHand Signsの意味を学びました。
それらを踏まえ、今年はコミュニケーションにおける重要さについても学びました。
発達段階に応じたコミュニケーションスキルを学んでいます。
また、最後にはペアを組んで「ピクショナリー」というホワイトボードを使用したゲームを行いました。
1・2年生は基本的なジェスチャーのイラストを描いて、それがどんな意味かを当てる。
3年生は例示された状況(例:踊っている男の人)などを描いてその状況を答えるゲームをしました。
次回のテーマは「Conversation」です。どんな授業になるか楽しみです。
6月に入り、暑さが厳しくなってきました。
そんな中、7組では学活の時間を利用して、夏の掲示物作成が始まりました。
5月中旬から夏の掲示物のモチーフを提案しあい、原案を作成。
それをもとに、各パーツの担当を決めて、作成が始まりました。
5月30日の学活では夏のイメージである「海」を表現するため、
全員でシャボン玉アート(バブルアート)に挑戦しました。
シャボン液に絵の具を溶かし、模造紙に向かってシャボン玉を飛ばすと、シャボン玉がはじけることで色が付きます。海の青、波の白、太陽の光である黄色のシャボン玉をたくさん飛ばし、海を描いていきました。
今日からはいよいよ、担当パーツの作成に入り、夏の掲示物の作成が本格化します。
先生たちも参加した折り紙の海の生き物、アイディアをだしあったキャラクター、
どのような夏の掲示物に仕上がるのでしょうか。楽しみです。
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子供たちがインターネットを安全に活用するためには、保護者の方々が情報モラルに関する知識をもっておくことが大切です。是非ご覧いただき、ご家族で情報モラルについて話し合ってみてください。