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6月10日(金)に人権教育講話を行いました。
全校生徒が体育館へ集まり、社会福祉協会・ういんぐす(視覚障がい者と晴眼者の交流会)の方々を講師に御講演いただきました。講演のテーマは「映光えいこうの架け橋」です。
柿崎ひとみさん(ひとぴー)からは、自分の障がいと向き合えるようになるまでのお話をいただきました。20代で病気になり、徐々に視力が失われていったのですが、その時の不安や支えてくれた家族についての話が印象的でした。また、視覚障がいがあっても毎日自分で化粧をしているという話がありました。「あきらめなければ何とかなる」という言葉に背中を押されたのではないでしょうか。
渡辺武松さん(たけちゃん)からは、視覚障がい者への言葉掛けの仕方や支援法を教えてもらいました。「すみません」と声を掛けられても、誰に言っているのかが分からないため、肩をポンポンと軽く叩いてから話し掛けると分かりやすいことや道案内をする際には案内する人の肩に手を掛けてもらうと安心して歩けること、電車で席を譲ってもらう際、手で座席を触り、確認できると安心することなどを学びました。代表生徒2名が実際に声掛けや座席の案内の実演をしました。
最後に、山家晃さん(ジョニー)から歌でメッセージを送っていただきました。ゆずの「栄光の架け橋」を「映光の架け橋」というタイトルにアレンジし、オリジナルの歌詞で今日の講演を締めくくっていただきました。視覚障がい者にとって、周りの人のサポートはとてもありがたく、目が見えなくても、温かな声掛けが光となって見えない世界に映像を映し出してくれるという思いが込められているそうです。晴眼者が視覚障がい者の架け橋となり、共生していくことが大切だということを理解することができました。
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